猫の画像サイト

“魅惑のオッドアイ” サイトについて

 私にとって初めて飼った思い出の猫、シロは今から約25,6年前に前飼い主が亡くなったことがきっかけで我が家にやってきた子でした。以前から猫が飼いたかった私。この機会を逃すと絶対に飼うことが無いと必死に母に頼んだような気がします。 そしてやってきたチョロことシロ(うちに来る前になぜか改名…)その子が世にも珍しい魅惑のオッドアイを持つかわいいおばあちゃん猫でした。(当時の推定年齢14,5才) 飼っていた当時はただメロメロになってただけでした。それどころか、シロを見た友人に指摘されるまでオッドアイは普通だとすら思っていました。
あの頃からもう20年以上過ぎ、スマホの普及で何でも手軽に調べることができるようになり、また写真や動画も簡単に残すことができるようになった今。なぜシロがここにいないのか…無念でなりません。 数少ないシロの思い出をできる限り残したい、また当時は知らなかった知識とともに友人・家族に見せたいと考えながら作成しました。

そもそもオッドアイとは何?

 オッドアイとは、左右で瞳の色が違う事、またはそういう状態になっている人や動物を指す言葉です。 医学用語としては「虹彩異色症(こうさいいしょくしょう)と呼ばれています。どの動物にも起こるものですが特に猫、それも白猫に多く見られる傾向があります。
こう聞くと「オッドアイ=視力障害」と言ったとらえ方をされる事が少なくないですが実際は、単純な遺伝の現れによるオッドアイはもちろんの事、遺伝子障害によるオッドアイであっても視力自体はごく正常である事も多々あるため、オッドアイである事と視力障害を持っている事に直接の関連は無いそうです。

どのくらいいるの?

 猫がオッドアイになる確率は約25%程度。ただしこれは白猫だった場合の確率になりますので、多くの毛色の猫が存在するなかで考えると、その発症率は更に下がることになります。 その希少性から海外ではオッドアイ全般が幸運のものとされており、日本では片方が黄色でもう片方が青色系のオッドアイを「金目銀目」と呼び神から授かった猫として特に縁起がいいとされ、昔から大変可愛がられてきた歴史があります。

オッドアイは短命?

 また、オッドアイは短命だと言われていますが、それは約30%の確率で持っていると言われている聴覚障害(大抵の場合、青色系の瞳を持つ側の耳に聴覚障害があるとされていて、その反対側の瞳の色が濃い方の耳の聴覚は正常であることが多いそうです)による ハンデのため、生存競争に負けることが多かったことが起因しているようです。現在の飼育環境では、そのような心配をする必要はありませんので、そう言った意味での短命は当てはまらないと言えます。 ただ、やはり遺伝子異常であることに変わりはないので、通常の健康体の猫よりは短命である可能性があるので、体調面には気を配りながら飼育するようにした方がよいようです。(うちの子は慢性鼻炎でした)